【動画】テキサスビッグベンド国立公園ー電気はソーラー!水道ない!周りに人が全くいない!

Hello ノーサン@Konabataです。

冬真っ盛りですね。ウィンタースポーツには縁の無いテキサスですが、気温は10度前後と比較的過ごしやすい日々を送っています。

そんな天気のせいもあって、僕はキャンプに行きたくてうずうずしています。

さて、ちょくちょくインスタには載せているのですが、今年のクリスマスをビッグベンド国立公園で過ごしてきました。

ビッグベンド国立公園(Big bend national park)

 

テキサスにある唯一の国立公園。全米で最も人気が無い公園。あまりに辺鄙なところにあるためアクセスが大変。
自然がとにかくすごい。リオグランデ川が1600kmに渡って流れており、それが直接メキシコの国境になっている。
とはいえ、リオグランデ川は大河でもないので、ちょっと泳ぐとメキシコに行けてしまう。メキシコからも来れてしまう。国境とは何か考えてしまう、

どうですか?
そんな公園聞いたことないでしょ?
行きたくなってきたでしょう?

どうせなら思いっきり自然の中で過ごしたいと思い、AirBnBでゲルを借りました。
これが大正解で、四方数キロは誰も居ないという超オフグリッドな世界が僕たちを待ってたわけです。

どんなところか中々想像できないと思いますので、動画を作ってみました。是非チェックしてみてください。

 

 

今日の記事は残念ながらビッグベンド国立公園の紹介ではなく、そこで泊まった場所についてです。

パンチの効いた経験をたっぷりしてきました。

宿泊先

ゲルです。ゲル。英語でYortといいます。
宿泊の前にオーナーとやり取りして、行き方を教えてもらいます。住所はありません。

分かるのはGoogle Mapの座標のみ。そのまま入力すると道なき道を行くので、座標を頼りにGoogle Mapのサテライトビューで通れそうなルートをチェックしておく必要があります。Google Mapはオフラインでも使用できるように特定の地域のMAPをダウンロードできます。それをやっておきましょう。
なぜなら全域で電波がないので。これがオフグリッド。

 

 

電気

ソーラーパワーです。昼間蓄電した電気を使ってカメラや携帯を充電します。
実際使用する電気機器ってカメラと携帯(地図用)くらいで、途中から電気の必要性をほとんど感じませんでした。
ネットもないので子供と一緒に遊びを考えたり、みんなで料理したり。とにかくアナログな生活が楽しかった。

トイレ

オーナーのこだわりがあって、なぜか水洗トイレが設置されています。
ただ予算の都合か知らないけど個室ではなく、オープントイレです。念のため言っておきますがそんなジャンルはありません。

…フォトジェニックすぎるやろ。

しかも水洗トイレで流す水のタンクは自動で補充されるのではなく、雨水のタンクから手動で汲んできて補充してやる必要があります。じゃないとレバーをまわしても水が流れない。
すすす住めば都やし。と無理やり自分(と奥さん)を説得してポジティブに持っていきました。あやうく発狂してしまうところでした。

僕 「いやーまさか手動で水を補充するとはなー!」

ぼく 「しかし逆にこんな星空の下で用を足すって最高の経験じゃない?」

僕 「流れ星なんかすごいしねぇ。上を見上げただけで星が流れまくりよ!」

ぼく 「星は流れるのに、トイレは流れねぇってか!」

一同 「わーっはっはっは」

以上、登場人物僕だけの世界、お届けいたしました。

風呂

シャワーがあります。雨水を濾過して使用するので一人制限時間が設けられています。2分。
人はそれを行水と呼んでいます。

準備物や役に立ったもの

燃料ガスのボンベや暖房器具もあるので、ゲルの中は十分に暖かく、快適に過ごせます。
水、キャンプファイヤー用の薪、食料、調理器具、寝袋などは持って行きましょう。
以下、僕らが愛用しているグッズかつ役に立ったグッズをいくつか載せておきますね。

ジェットボイル

省エネかつすばやくお湯を沸かすことが出来るすごいヤツ。毎日何度も出番がありました。

朝はこのお湯でコーヒーやスープを作れるし、昼はお湯を使ってカップラーメンなんかを山で食べられます、夜は少量のお湯にワインボトルを沈めてホットワインや熱燗を登場させることも。まさに万能選手でした。10,000円と値が張りますが、活躍っぷりがすさまじいので後悔しません。

コールマンガスコンロ(風防付き)

10,000円くらい。薄型で2バーナーが入ったガスコンロ。鍋を作れる十分な火力と使い勝手の良さでコイツがいればどこでもキッチンになりました。

小さなファイアピット

最高に待ったりな夜を過ごすためには欠かせない焚き火を演出してくれます。コンパクトに折りたためて丈夫。

コールマン燃料式のランタン

LEDランタンを結構な数持っていますが、やはり燃料式のランタンの光量は圧倒的でコイツ一つでかなり広範囲を照らすことができます。

LEDランタンは1000円くらいのソーラー充電式がオススメです。日中ダッシュボードとか外においておくだけで夜には使えますので、充電の手間が無い。

 

ロープライト(USB駆動)

キャンプサイトを雰囲気よく照らしてくれます。あればアガリマス。

まとめ

これだけ不便で大変な場所なので、もっとピリピリするかと思ってたのですが、実際に行ってみると「皆で生きて行く」という共通の目的の為に協力しあってチームワークをとにかく高めるイベントの連続でした。帰る頃に奥さんと娘がまた来たいと言っていたのが何より嬉しかったです。

雄大な自然に囲まれて、インターネットの無い世界で数日過ごして、色々なものが削がれていく感覚が心地よかったです。

是非とも機会を見つけていってみてください。ヒューストンからノンストップで12時間くらいですよ!ひでぶ!

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